腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術クリニック

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鼠径ヘルニアの院長コラム

男性に多い鼠径ヘルニア(脱腸)の初期症状は?チェックリストで自己診断を!

患者さん

鼠径ヘルニア(脱腸)はどんな初期症状ですか?自己診断する方法はありますか?


院長松下

鼠径ヘルニアは男性に多く、チェックリストで自己診断することができます。鼠径ヘルニア初期症状やチェックリストについて詳しく解説します。

鼠径ヘルニア(脱腸)の初期症状は?

鼠径ヘルニアの初期症状は、鼠径部(足のつけ根)の膨らみ(しこり)と違和感です。
お風呂で鼠径部がぽっこり膨らんでいることに気づく人も多いです。

立ち上がったりお腹に力を入れると、鼠径部がぽっこり膨らみしこりができます。
進行すると(男性の場合)陰嚢まで膨らみが大きくなることもあります。
陰のうの皮膚は伸びやすいので、結構大きく腫れてしまいます。

鼠径ヘルニア(脱腸)は画像でどんな見た目?

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鼠径ヘルニアは見た目が特徴的なので、直接見ることで診断できます。
典型的な右鼠径ヘルニアの見た目は、上記のイラスト画像のような感じです。

鼠径ヘルニアの典型的な見た目の症状は、鼠径部(足の付け根)にピンポン球ぐらいの膨らみがあり、押すと戻って無くなります。
イラスト画像ではわかりやすく色をつけていますが、皮膚の色は周囲と同じです。

時々しか膨らむ症状がない方は、膨らんでいる様子を写真に撮って受診すると診断がスムーズになります。

鼠径ヘルニア(脱腸)のチェックリストで自己診断

チェックリストの1-3が全て当てはまる場合は、典型的な鼠径ヘルニアですので、自己診断できます。

  1. 立ち上がったりお腹に力を入れると、鼠径部(足のつけ根)がぽっこり膨らむ。
  2. 立って鼠径部を見ると、膨らみに左右差がある。
  3. 膨らみを手で押したり横になると、戻って無くなる。

このような症状があったら、外科のヘルニア外来でご相談ください。

鼠径ヘルニア(脱腸)のしこりの大きさは?

鼠径ヘルニアのしこりの大きさは、ピンポン球ぐらいのことが多いです。
ただし放置すると悪化し、ソフトボールぐらいまで大きくなってしまうこともあります。

ヘルニアの袋の中には腸管や大網(お腹の中の脂肪)などが入っているため、軟らかいしこりです。
押すとクチュっとした感覚を伴って、お腹の中に戻ってしまうのが特徴的です。
硬いしこりの場合は、他の病気の可能性が高くなります。

鼠径ヘルニア(脱腸)はどんな痛みですか?

鼠径ヘルニアは重い感じや引きつれたような痛みを感じることがあります。
痛みが強いと、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。

しかし、鼠径部のしこりがあっても、通常は痛みがないことが多いです。
大半の人は、鼠径部の痛みがあっても軽いことが多く、違和感を感じるぐらいです。

膨らみの自覚がない場合でも、初期症状で痛みや違和感を感じて、時間の経過とともに膨らみがはっきりすることもあります。

鼠径ヘルニアの痛みで注意が必要なのは、嵌頓(かんとん)です。
腸が腹壁から脱出して、締めつけられたまま戻らなくなった状態が嵌頓で、これは緊急事態です。
すぐに病院に受診する必要がありますので、救急病院にご相談ください。

鼠径ヘルニア(脱腸)の治療は当院に相談を!

大宮駅から徒歩3分にある埼玉外科クリニックでは、腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っています。
当院は最難関の内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)の資格を持ったヘルニア外科医による腹腔鏡手術が受けられる、日本でも数少ない外科クリニックです。
ヘルニア外科医の院長松下が、責任持って手術を行います。
鼠径ヘルニア(脱腸)でお悩みの方は、まずは当院のヘルニア外来に受診してご相談ください。
 
受診予約、埼玉外科クリニック

院長 松下公治

院長 松下公治

この記事は埼玉外科クリニック院長松下が執筆。腹腔鏡による鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門に研究。外科専門医、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)。

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